格好だけでも気合を入れている人

手作りトリュフ


材料


・板チョコ(製菓チョコでもいいけど市販のチョコの方が簡単に砕けるので早く作れます)
・生クリーム
・アーモンドプードル
・ココア
・日本酒


作り方


1:チョコを適当に刻みます。溶けるので親の敵みたく細かく刻まなくしなくてもいいけど、火にかけるのでそこそこには小さくするのがベスト。一口大くらいなら溶けやすいです。面倒臭いなら手で砕いても(製菓チョコだと固いのでできませんが)。

2:生クリームを半分鍋に入れ弱火で温めます。小さい泡が少し立ったらチョコを入れて溶かします。ゴムベラ使って焦げないように底から混ぜて生クリームと馴染ませます。

3:チョコが溶けたら火から下ろして、ココア、アーモンドプードルを入れて粉っぽさがなくなるまでよく混ぜます。混ざったら香り付けに日本酒を。単に日本酒が好きだから入れてるだけだから香り付けには好きなお酒を入れて構いません。子供用にはお酒は入れませんよ。

3:残りの生クリームをボールに入れ、氷で冷やしながら角が立つまで泡立てます。角を立ててみて戻らなくなるまで頑張って。

4:鍋のチョコを泡立てた生クリームの入ったボールに移します。そして再び氷で冷やしながらチョコと生クリームが馴染み、チョコが固くなるまでよく混ぜます。これに失敗したら成形できません。

5:ココアを張ったバットにスプーンでチョコを落とし、転がして丸くします。後は冷蔵庫で冷やし固めて完成。

ボールとかコップに入れてから箱に入れてラッピングすれば、食器は洗えば使えるので喜ばれます。最近は安い食器も手に入りやすくなったので。

ボールに入れてプレゼントすればボールは洗って使えるので実用的

・成型に失敗してもバットにチョコを流し入れて上からココアをまぶせば生チョコとして食べられる。切り方は好みでどうぞ。

適当に切ると言っても適当すぎな失敗


SS


 突然だが、多岐川家は家に帰れる事になった。
 色々訳があり、既に政庁城に住んで3年が経過して、政庁城で働く人を巻き込んでどんちゃん騒ぎをしたり、羽子板大会をしたり、鍋をしたり、色々していたので、寂しくないと言えば嘘になる。
 しかし、家に帰りたくないと言うと、それもまた嘘である。
「家に帰ってもいいのよ」と言う話を聞いた多岐川佑華は、食事を済ませた後、婚約者のカトー・多岐川に相談に出かけた。

「ショウ君どうしよう。お家帰れるって」
「ふーん」
「……さっきから何食べてるの?」

 まさか浮気? とか思う辺りがこの人物の心の狭さを現している。人が作ったものを「おいしい」とか言われたら泣くとか本気で思っている人物である。
 一方、浮気疑惑を勝手に吹っかけられているカトーはどこ吹く風である。

「チョコレート。サンキュ」
「あー」

 そう言えば大分前にカトー宛にチョコを注文したような気がする。そう言えばいつ届くのかは、注文する時確認するのを忘れてた。
 人が作ったものは駄目でも市販のものならOKとか、謎の理論がまかり通っているのであった。
 そこで1つ思いついた。

「お世話になったお礼にチョコレートいっぱい作って配ろうかなあ」
「ふうん。いいんじゃないの?」
「ご近所さんにもチョコ配りたい」
「うん。いいと思うよ」
「何作ろう」
「うーん……忙しかったら糖分欲しくなるし、カロリー欲しくなるから、こってりしたものとかじゃないと味分からないよなあ」
「あー。なるほど。いつもお仕事してるもんねえ。ならトリュフとかかなあ。ご近所さんも一緒でいいかなあ……」
「たくさん作るんなら、一緒のものの方が材料同じだから作りやすいと思うよ。それに、人がくれたものなら何でも嬉しいよなあ。おいしかったらそれでいいし」
「うん。分かった」

 トリュフ前に作ったのいつだったかなあ。
 そう思いながらハニーキッチンで作る時の材料メモを書き始めた。
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